みそらに込めた想い

明るく澄んだ秋の空。気持ち良く広がる、うすい青色の空の色を、みそら色と言います。

だれもが住み慣れた地域、自分が大好きな場所で、暮らし続けられること、 幸せな気持ちが広がっていくことを願って 事業所名に“みそら”の想いを込めました。

訪問介護事業所をはじめた理由

わたくしたちが訪問介護事業所をはじめさせていただいたきっかけを、お知りおきいただきたく思います。

わたくしたち自身、これまで特別養護老人ホームでの就業、地域ボランティア活動などで、本当にたくさんの経験をさせていただきました。誰もが行く道である老いと向き合い、さまざまな人間もようを見つめる中で、さいごまで自分らしく生きることの難しさを知りました。

空が見たい

だれもがあたり前にもっている権利だと思っていました。物事の価値観や、家族のあり方が変わり、お年寄りそれぞれにおかれている環境や障がいもさまざまだと思います。人生が、通り過ぎてきた経験や知恵、自分が作り上げた文化や習慣でできた『積み木』だとすると、お年寄りのみなさまはずいぶん高く積み上がった塔ができていると思います。その塔を人生のしゅうばんで他者によってたやすく崩される場面をたくさん見てきました。

介護が必要になったときに「どこで介護を受けるか」「だれから介護を受けるか」が本当に大事なことだと思います。介護が必要になっても、認知症や寝たきりになっても、さいごまで『積み木』をひとつずつ積み重ねていくお手伝いができたらと思い、また、わたくしたち自身が地域社会の資源になりたくてみそら訪問介護事業所を開業させていただきました。みなさまの『積み木』をお手伝いすることで、わたくしたち自身の『積み木』も高められるよう、ご指導いただきたく思います。よろしくお願いいたします。